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東伊豆町の築城石

東伊豆町の代表的な石丁場群をご紹介します。


東伊豆町には大小様々な石丁場が存在しています。
大川地区の谷戸山には多くの石丁場が密集し、全山史跡と言っても過言ではありません。北川地区も小規模な石丁場が散在していると思われていましたが大規模な石丁場であることが、判明してきました。稲取地区は全エリアに石丁場群が存在していたと思われます。

東伊豆町稲取地区 
磯脇石丁場
石丁場というには巨大な矢穴石と完成角石だけが現存する不思議な丁場です。
完成角石は町内の文化財に指定されている角石に匹敵、
あるいはそれ以上の保存状態を有していますが、
舗装路直下のため不当投棄物と朽ちた竹に埋もれてしまっています。

巨大な矢穴石には複数の刻印と不可思議に開けられた矢穴。
「越前」の文字が刻まれているようですが、当サイトでは確認出来ませんでした。



愛宕山石丁場

伊豆急行線いずいなとり駅より下田方向を見ると、小高い山が目に入ります。
山頂に愛宕神社を祀った愛宕山。
東側斜面に御進上石を含む石丁場が存在しています。



本林石丁場
隣町の河津町との境界付近、志津摩川支流の南側斜面に広がる石丁場です。
檜が林立する石丁場は大型の矢穴石が多く、矢穴の幅、深さから時代は古く慶長期であると思われます。
また、此所で見ることが出来る刻印は大型で見応えがあるのも特徴です。
近年、この石丁場から大型で貴重な築城石が地元造園業者により引きずり出され、
同町奈良本の自性院、山桃茶屋の石橋に加工されました。
今後、全ての石丁場にて、このようなことがないことを切に願います



向山石丁場
本林石丁場の南東側、志津摩海岸に至るエリアに広がる石丁場。
付近には向田石丁場があり本林石丁場〜志津摩海岸の磯丁場を含めると、
大規模な石丁場が存在していたと思われます。




東伊豆町北川地区 
北川駅周辺には卍の刻印やクルス紋が確認され、
羽柴左衛門大夫こと広島城主・福島正則の大規模な石丁場があったと言われています。
熱川温泉で開催される御石曳きの角石は、北川の海岸に存在した築城石で、
現在、東伊豆町役場海側より庁舎に向かって右側に展示されています。
海岸線の北川築城石公園にある角石は、細久保丁場より移設した築城石です。




東伊豆町大川地区 
細久保石丁場
細久保石丁場、入り込めば入り込むほどその魅力に取り憑かれていきます。
沢に沿って四つの角石が点在し、急斜面には巨大な割石が、
四百年の刻の流れを止めて、そのままの状態で迎えてくれるのです。




谷戸ノ入石丁場
分銅紋(出雲国松江藩主・堀尾山城守)、クルス紋(羽柴左衛門太夫・福島正則)、
L型紋(松平阿波守忠英)結三輪違紋(紀伊国和歌山城主・浅野紀伊守幸長)など
刻印石の魅力満載の石丁場です。



谷戸山石丁場
東伊豆町大川地区の谷戸山に残された築城石ワールドは、
江戸時代へのタイプスリップ空間なのです。
全山史跡と言える谷戸山、東伊豆町の貴重な埋蔵文化財の一つです。




寺山石丁場
何ともスケールが大きい石丁場。
寺山石丁場の最上部には三つの巨大な角石。
その内一つは傍らに角石を切り出したと思われる母岩があり、
更に上部には高さ10m以上の見上げるほどの自然石が存在感を見せてくれます。